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2006年11月19日 (日)

あの頃君は若かった

あなた、「トウイツテスト」の頃のこと覚えてる?

電話を掛けてきた母が出し抜けにそう言いました。

トウイツテスト?

突然過ぎる質問である上に、18年間耳にしていなかった「トウイツテスト」という響きを
「統一テスト」という文字に変換できるまでにしばらく時間がかかりました。

統一テスト。
それは日本大学の付属高校に在籍し、日本大学への進学を希望する全生徒が
3年生の11月に一斉に受ける内部試験。

付属高校といっても、普段のテストができようが先生に気に入られていようが、
この試験の結果が悪ければ日本大学へ進学することはできません。

そういった意味では付属校生にとっては一世一代のお受験です。

ああ、「統一テスト」か。

ようやく統一テストというものを思い出したワタシは母の質問に答えるために
高校3年当時の記憶の糸をたどり寄せてみましたが、まったくと言ってよいほど
当時のことを思い出せません。

その旨を母に伝えると同時に、突然そんなことを言い出したワケを尋ねてみると、
なんでも知人のお子さんが統一テストを受けるとのこと。

子供の受験を目前に控え、その家庭は非常にピリピリした雰囲気に
なっているのだそうです。

そんな話を聞かされた母はワタシが統一テストを受けた頃のことを思い出そうとした
そうなのですが、ワタシ同様にまったく思い出せなかったそうです。

「どんな感じだったけ?」と思った母は、当時の日記を引っ張り出してみたとのこと。

ワタシは母の物持ちの良さに驚くと同時に、18年も前の日記を探して引っ張り出して
きたことにも驚きました。

ようやるねぇ…。

半ば呆れてため息混じりに呟くと、受話器の向こうで「ふっ」と鼻で笑う音がしました。

考えてみれば日記を読み返して当時の状況を把握したヒトが、あえて「覚えてる?」と
問い掛けてきたのです。
何かをワタシに思い出させたいに違いありません。

いや~な予感がしたと同時に、母の逆襲が始まりました。

母 あなたねぇ…。

ワタシ はぁ?

テストの一週間前、家に帰ってきてから戻してるわよ。

へ!?

「緊張のあまり、戻す」って書いてある。

マジッすか?このオレ様が??
一週間前からそんなに緊張してたのか?
ま、まったく記憶に無い…。

さらにね、その二日後に…

…ハイ。

「今からそんなに緊張していてもしようがないでしょ」

と言った私になんて言ったか覚えてる?

そんなものは覚えているはずもありません。
が、含みのある言い方にイヤな予感がします。

…。

い、いいえ…。

…。

…。

   「大学受験をしたことの無い人間に、

        今のオレの気持ちがわかるかあ!!」

って言ってるわよ。

ひょえ~!
そ、そんなことを…!!

恥かすい~!! (/-\)

受話器を握りながら、思わず一人で赤面しました。

もうね、何度も言うようですが、全然覚えてないんですよ。

母の日記から推測するにワタシ自身、相当なプレッシャーを感じていたのでしょう。

でもね…。

「にゃん太郎少年、18歳」に対してワタシは声を大にして言いたい!

心配してくれている人に、その言い方はないだろう!

ましてや親ですよ、アンタの!!

それでさあ…。

母が続けます。

マ、マダ ナニカ アルノデスカ…。

このあと、自己採点の日には

「自己採点の結果、例年どおりの基準なら二部(夜間)には間違いなく行かれそう
ということで本人もひと安心のよう」

って書いてあるのね。

正式な点数の結果が出た日には、なんと私は社員旅行に行ってたみたい。
宴会前に電話で結果を聞いたみたいなんだけど

「希望の経済学部、間違いなく大丈夫だろうとのこと。
今までで一番美味しいお酒を飲み、今までで一番酔っ払った」

って帰って来てから書いてるわ。
相当嬉しかったみたいね。

笑っちゃうのがさぁ、お父さん。
合格が決まった翌日に

「気が抜けた。もう俺は死んでも良いや」

って言って会社休んでんのよ~!!

やっぱり家中で緊張してたのね~(笑)。

ひとしきり統一テストネタの話が終わった後は、やれ「ちゃんとご飯食べてるの?」とか
「牛乳飲むのよ」とか。

「36歳の大人を捕まえて言うことかよ…」という内容を、これまたいつもどおり
一方的に話されて電話が切れました。

いつもなら「あ~、やれやれ」と思うところなのですが…。
この日ばかりはちょっと違いました。

あのね、おかーさん。
とりあえず電話の時には一緒に笑っていたけど、胸が熱くなったよ。

上手く言えないけど、18年前のオヤジとあなたの言葉から「愛」を感じました。

それから今、「にゃん太郎少年」の代わりに「にゃん太郎壮年」が謝ります。

あの時は、ヒドイ言い方をして申し訳ありませんでした。

「親思ふ こころにまさる 親ごころ (けふの音づれ 何ときくらん)」

残念ながら子供のいないワタシには、子に対する親の気持ちというものは
計りかねます。

しかし今回の一件で、親の愛の深さを改めて感じさせられました。

親が生きているうちに、親孝行せにゃあならんなぁ…。

そう思いつつもなかなか行動に移せない自分を情けなく感じる今日この頃。

実家までわずか一時間。
日帰りで良いから、マメに顔を見せに行けば良いのでしょうが…。

これがなかなかできないのです……。

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コメント

kuma子さん>
しょ、食事ですか…?
とりあえず、正月には帰ります~。

武千代さん>
こんにちわ!
ありがたいお言葉を感謝いたします(礼)。
できるうちに親孝行に励み(たいと思い)ます…。

にゃん太郎さん、こんばんは(*^_^*)

おっかさんの言葉、今になってわかることって確かに多いですよね。

僕の母は他界して来月で丸4年になりますが、母が書いた手紙が一通残っています。やはり僕が高校生の頃の手紙なのですが、精神的に情緒不安定だったのか、父とも姉ともうまくいっておらず、そのことを心配していた母の気持が綴られています。同じ屋根の下に暮らしていながら、息子の僕に宛てた手紙なのですから、いかに母親の言うことを聞かないでいる僕がそこにいたのだと思います。

ベストセラーとなったリリー・フランキーさんの『東京タワー』を読み、号泣しましたが、男に生まれた僕らには母親の持つ愛情の深さというのものに、感謝してもしきれないものがあるのだと思います。

今でこそ母親孝行ができない僕ですが、母の墓参りには誰よりも頻繁にでかけております。そして墓石に手を合わすたびに、何一つ母親孝行できなかったことを悔やむ僕です。

たまには是非おっかさんに顔を出してあげてくださいネ。(*^^)v

そーだそーだ!顔くらい見せに帰れ~!たまには食事くらい連れていけ~!

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