どうも。
年末になって自己嫌悪に陥っている男・にゃん太郎です。
というのは、今日の帰路の出来事。
コンビニエンスストアーに寄って夕食を物色していると、一人の女性が入店し来ました。
少し腰の曲がった、おそらく70才過ぎと思われるこの方は、持ってきたスーパーの
袋をレジ台の上に置き、この荷物を宅配便で送りたいと言っているようでした。
店員の女性はその店のオーナー一家の奥様で、今日の集荷は終わってしまったので
発送は明日になり、到着は明後日になることを説明。
そのことをお客に確認したことは好プレーでした。
で、そんなやり取りを弁当を選びつつ背中越しに聞いていたのですが、
荷物は急ぎのようで、「どうしても明日のうちに送り先に到着しなければ困る」と女性は
訴え始めました。
そうは言われても、オーナー奥様はどうすることもできません。
すると、奥様は「宅配業者の窓口に19時までに持って行けば明日中に荷物が着く」と
女性に説明。
これも好プレーだった思います。
が、悪いことに客の女性は宅配業者の窓口がどこにあるか知りませんでした。
そのコンビニエンスストアーから宅配業者窓口までは一本道。
オーナー奥様の業者の場所の説明は的確でしたが、女性は普段から行動範囲が
狭いらしく、説明を受けても場所がわからないようでした。
しかも悪いことは重なるもので、女性は徒歩で来店中。
業者まで歩くとなると、ワタシの足でも10分近くはかかるでしょう。
時はすでに18時過ぎ。
とっぷりと日は暮れ、外は確実に今年一番と思われる身に沁みる寒さ。
こんな状況の中を知らない場所に向かって一人で歩く10分以上(お年寄りなので)は
さぞ長く感じ、心細いであろうことは容易に想像がつきます。
さらに道中は歩道の幅も狭く、黒い服装の老人がおぼつかない足取りで歩くには
少々危険な環境でもあります。
そんなこともあってか、オーナー婦人も急ぎでないなら店で預かり、明日の夕方に
発送する旨を伝え、それを勧めていました。
ここまでのお店の対応はほぼ完璧だと感じましたし、賞賛に値すると思います。
ところが。
客の女性は、どうしても明日中に届かなければ困る様子。
店側の対応にも感心しましたし、女性の困っている様子を見ていると、
何とかしてあげたいとワタシは思いました。
このお店はワタシの馴染みの店。
オーナー一家とは会話こそ交わしませんが、黙っていても弁当は温めず
割り箸をワタシに渡すことはしないという、いわば「いつもので」といったお店です。
ここでワタシが
口を挟むようですが、お困りなら業者の窓口までお送りしましょうか?
と声をかけても、おそらくオーナー奥様に怪しまれるようなことはないでしょう。
そこまで計算し、声をかけようとしたのですが…。
ほんの少し勇気が足りず、それができませんでした。
心の中に
物騒なこのご時勢、やはり怪しまれるのではないか?
怪しまれたらイヤな気分になるのはワタシだから…。
との思いがあったことは事実ですが、
怪しいと思い断るか、それとも藁をも掴む思いでワタシの車に乗るかは
客の女性本人が決めること。
そういう思いも持っていました。
ですから、やはり足りなかったのは勇気なのです。
先日の「篤姫最終回」の記事で、人の役割について偉そうに語ったワタシですが、
今日そのワタシは現場でできる「役割」を果たすことができませんでした。
いえ、果たそうという気持ちがあまりにも足りませんでした。
実は、もう20年以上も前に、似たような気持ちになったことがあります。
それは帰宅途中の満員電車の中でのこと。
ワタシのそばに乗っていた女子高生が30才前後の男性から痴漢されていました。
男性は直接手などは触れていませんでしたが、女子高生のお尻に自分の下腹部を
押し付けていたのです。
さすがに男性を直接注意する勇気は出ませんでしたが、知人のふりをして
女子高生に「よう、久しぶり」とかの声をかけてあげることはできました。
そして、そうしてあげた方が良いとも思いました。
そうすることで、痴漢犯が警戒して行動をやめるかと思ったのです。
が、その時も結局行動を起こせなかったのです。
そう、勇気が無くて。
結局、今のワタシはあの頃からまったく成長していない。
ただの意気地なしなのです。
普段は世の中を嘆いたり、他人の行動を批判するようなこと思ったり、
時にはここに書いたりしていますが、とどのつまりワタシにそんな資格は無いわけです。
何が引っかかって、勇気が出せないのかは自分でもわかりません。
わかっていることは、
行動に移さずに後悔するよりも
行動して後悔する方が気持ちが良い
行動しないで後悔する時の苦い気持ちは、
とてつもなく苦しい
ということ。
同じ過ちを、もう繰り返さないようにしなければ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そんな塞いだ胸の内のワタシには
ベランダから見える
いつもの夜景が
やけに眩しく見えました。
奥は建設中のマンション。
そしてこちら。
写真中央のローソク上のものは
遥か彼方の東京タワー。
肉眼がともっとキレイに見えます。
玄関を開けた時の景色です。
これもまた、いつかは見えなくなってしまうのでしょうか…。
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