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2009年10月10日 (土)

冒険の代償

どうも。
気象予報士試験「振り出しに戻る」通知を受け取った男・にゃん太郎です。

さて。
一昨日の世間様は台風でてんやわんやでしたが、皆様いかがでしたでしょうか?

ワタシは乗務でしたが、お陰さまで大きな影響を受けることはありませんでした。
と言うか、むしろワタシが走った千葉・茨城の幹線道路は普段よりも車が少なく、
むしろ快適に走ることができました。

ただ。
この日はチョット嫌な汗をかきましてね。

今日はその話をご紹介しようと思います。

この日、ワタシはトレーラーに乗っていました。

配送先は茨城県内で、一度行ったことがある場所。
仕事は順調に進み無事に荷下ろしを終え、あとは車庫に帰るだけ。

帰りの経路は、大まかに言って二通りありました。

一般の方々には道路経路でお話してもわかりにくいでしょうから、
山手線を例にしてご説明させていただきます。

仮に、東京駅から渋谷まで行くとしましょう。

品川経由の内回りの方が走行距離は少なく、所要時間は約25分。
上野経由の外回りだと遠回りになり、所要時間は約35分。

普通なら内回りの経路を選ぶところですよね?

しかしワタシはどちらの経路を使うか悩みました。

それにはもちろん理由がありまして。

一つは、内回り的な経路を選ぶと制限速度40km/hの道路が長く続くということ。
(社内ルールで制限速度で走らねばならにことになっている)
40km/hはあまりにもかったるく、何よりも後続車が気になるので、
ここは時間がかかっても「外回り」で帰りたいところでした。

しかし、これにも一つ問題が。
それは「外回り」の神田~上野くらいまでは走ったことがない、ということ。

大型車で初めての道を走る際の一番の不安材料は道路幅。

地図上で大きな道のようでも、行ってみたら狭くて対向車とのすれ違いに冷や汗…。

ということが稀にあるのです。

さて、どっちから帰るかな…? ( ̄~ ̄;)

できれば「外回り」を選択したいワタシは、「神田~上野」を地図でよーく確認。
普段走っている道と同じくらいの太さで表示されていますし、道路上にバス停の印も
あります。

バスが走っているなら問題ないな。

という結論に達し、配送先を出発。

そしていざ、未知の起点である「神田」を通過。

電車で言えばそろそろ最後尾の車両が神田駅を通過しきりそうな頃、
道路脇になんとこんな標識が。

Cocolog_oekaki_2009_10_09_06_02 

ふ、幅員減少っ!? ( ̄Д ̄;) ガーン

行く先を見ると、直線道路の先は確かに道幅が狭くなっておりセンターラインが
無くなっています。
しかも緩い右カーブになっており、その先がどうなっているのか確認できません。

いかん、どうする?
今ならまだ、この場でUターンできるぞ。

迷っている間に、車はどんどん進んでいきます。

いや、しかし。
センターラインはなくなっているけど、あの道幅ならギリギリすれ違いもできるな。
そもそもバス通りなんだから、大型同士がすれ違えない道幅にはならんだろ…。

という結論に達し、標識の脇を通過。

突撃~っ!!

とばかりに右カーブに進入し、バックミラーに直線道路が写らなくなった頃。

い゛っ、いかんっっっ!! Σ( ̄ロ ̄lll)

その先はさらに左のカーブが続いていて見通しが悪く、目の前には乗用車と
すれ違うことすらままならないような道路が伸びています。

慌ててハザードランプを点灯し、ワタシが運転する「山手線」は神田~秋葉原間の
左カーブで急停車。
完全に立ち往生となりました。

サイドミラーには、ワタシの後ろに停車している数台の後続車。
やって来る対向車は停車しているワタシの車の脇をかすめ、何とか通過していく状況。

こりゃ、まいったな。
どうにもならんぞ…。 (・ ・;))。。
オロオロ

イヤな汗が額に滲み、脇の下を冷たいものが伝います。

過去の経験上、こんな時の対処法は三つ。

① 一か八か突き進む

② とりあえず他の車の迷惑にならない場所までバックし、可能ならUターン

③ 車から降りて先までダッシュし、Uターン場所や先の道路状況を確認する

まずは

落ち着け

と自分に言い聞かせ、チラリとサイドミラーを確認。

後方にはワタシの挙動がわからずにそのまま停車している車の列。

とにかく後続車に、状況を知らせねば。

車を降りたワタシは、直後に停止していた乗用車に事情を説明。
並んでいたすべての車を誘導して自車を回避してもらい、車に乗り込む際に
目の前の道路をまじまじと観察。

長年の経験から、ワタシの中で警鐘が鳴ります。

こりゃぁどう見ても、①は危険だな。

100m弱バックすればUターンできることがわかっていたワタシは、
再びサイドミラーをチラリ。
後ろには車が一台。

これをやり過ごしたとしても、カーブでのバックは危険が大きすぎるか。
②は無理だな。

と、なると。
残りは③だが…。

これは本当に偶然だったのですが、ワタシが車を停めた右側におあつらえ向きの
砂利のスペースがありまして。

奥行きはトレーラーがギリギリ納まるくらい。
間口は広く、かなりの難易度ですがなんとか切り返しができそう。

作戦としては…

Cocolog_oekaki_2009_10_09_07_01_2  
現在停車している①の場所から赤い動線で②に進入。
そしてさらに矢印の方向に退出するというもの。

しかし、この作戦の実行をためらわせるに足る大きな問題がありました。

技術的な難易度はもちろんなのですが、上記の図、②の脇にある二つの直方体。

実は乗用車なのですが、コイツが厄介でしてね。

いえ、決して邪魔なわけではないのです。
むしろ「後方の視界が悪い」という特性を持つトレーラーのバックに
必要な「目標物」としては最適。

ただ一つ

黒塗りでフルスモークの高級車である

ということを除けばですが…。

あ、付け加えるならば。

この二台の車の後ろに

鉄柵製の檻で飼われているシェパードが二匹いる

ということも除けばですが…。

どう見ても、一般人の土地ではないよなぁ…。 ( ̄~ ̄;) ウーン 

自らの危機を脱するため、己が原因となっている交通障害を解消するためには
もはや先の作戦しかないことは明白なのですが、進入場所の景色を見ると
どうにも決心がつきません。

チラリ。

サイドミラーを見ると、後方には伸びた渋滞。
それだけでなく、近所の女性が出てきて訝しげにワタシの車を見ています。

ち…。
やむを得ないか。

…。

いけ~~~っっっ!!! ((((>O<)

意を決したワタシは車を目一杯前まで引っ張り、ギアをバックに。

ピーピー、バックします。

ピーピー、バックします。

後退時のアナウンスが、緊張感無く悠長に流れます。

そんな中「オレは天才か」と思うほど完璧な動線を描きつつ車が下がっていくと、
例のシェパードが今にも檻を破って出てきそうな勢いで鳴き始めました。

頼む、静かにしてくれ~。 (T∇T) ウウウ

この声を聞きつけ土地の持ち主が飛んでくるのではないかと冷や冷やしながらも、
見事に一発でバック完了。
「これ以上無い」という場所に、見事車が納まりました。

とりあえず安堵するワタシの目の前を、堰き止められていた乗用車が次々に
通過していきます。

なかなか途切れない車の流れを眺めていたワタシは、先ほどサイドミラーに
映った女性が道路の向こうの建物脇に立ってこちらを見ていることに気付きました。

あ、結構若い女性だったんだな…。

ん…?

よく見ると、少し離れた場所には若い男性が二人。

丸められた頭髪。

薄い眉毛。

鋭い目つき。

派手な服装。

そして。

彼らが佇む建物の玄関脇には「○○興業」の縦看板…。

がーーー (〇o〇;) ーーーん

…。

にゃん太郎、万事休す。

…。

見てる…。

………。

「道路の向こう」といっても、所詮5m強の距離。
痛いほどの視線を感じます。

…。

こっち見てるよ~。 ( iдi ) ハウー

しかしすでに、敷地内に車はスッポリ。
もはや弁解の余地はありません。

これはもう目の前の通行車両が途切れた時に、一刻も早く逃げる…。
いやいや、車を出すしかないと思い、ジッとその瞬間を待ちました。

やがて時が満ち。

今だ~! (>O<)

ピピー ピピー 左へ曲がります

ピピー ピピー 左へ曲がります

と、トラックの頭を道路に出したのは良いのですが。
乗用車と違い、こちらの長さは12m。
しかもトレーラーは極端に内輪差が大きくなるため、目の前の狭い道路の幅を目一杯
使って左折しなければ、車両の左後部が敷地の角に引っかかってしまいます。

そんなわけで。
車両の前方右端が道路の反対車線の外側ギリギリを舐めるようにして出て行くと…。

車両右端にはワタシが乗った運転席。

そして、反対車線の外側にはご一行様。

近づく距離、交わる視線。

ここはもう素直に謝罪とお礼を述べるしかないと思い、ワタシは窓を全開に。

上目遣いの射抜くような視線でワタシを凝視する彼の方々に

申し訳ありませんでした~! 

ありがとうございました~!! 

を連呼するワタシ。

はい。
もはや絶叫です。

そんな状況下、サイドミラーで左巻き込みの確認をすると

ヴギ!
ギリギリじゃん!!

一刻も早くこの場を立ち去りたいワタシは、ジワリジワリと車を前に進めます。

いけるか?

ジワリ。

く…。

ジワジワ。

頼む。

ジワ…。

阿弥陀様、どうか恩寵を…!

ググググ…。

ブイ~ン。

ぬ、抜けた~!! ( ̄ ̄▽ ̄ ̄) 

安全を確認したワタシはアクセルを踏み込み、一気に加速。 

遠ざかる二頭のシェパードの怒声を耳にしながら、

ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=((((ヘ(;>_<)ノ 逃げろ~

とばかりに、その場を立ち去りました。

もちろん、後方の人影の確認はしませんでした。
恐ろしいので。

こうして何とか危機を脱することが出たのですが、おかげでシャツは汗ビッチョリ。

田園風景を吹走する台風の疾風を、あれほど心地良く感じるとは思いませんでした。

しばらくして、一応は車庫にこのことを連絡。
相手が相手だっただけに、車庫に電話が行く可能性もあるかと思いまして。
またその際には「願わくば、電話で解決してくれ~」的な思いも(笑)。

結果的には、なんの連絡もきませんでしたがね。

車庫に戻ってから同僚達に話を訊いたのですが。
「その先」は無理をすれば通れるのだそうです。
ただし、対向車で大型車が来たら完全にアウトとのこと。

そこまで無理をしなくても山手線「内回り」で帰って来れば済むことなので、
これからもそうすることにします。

そんなわけで。

ワタシにとっては、台風よりも怖い思いをした一日となったのでした。

おしまい。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

Img_4121  

 
台風一過の昨日は

 

キレイな空が広がりました。

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コメント

ジョニーさん>
遅ればせながら、おはようございます!
いやいや。本人はいたって必死なわけですが、笑っていただけて嬉しいです(笑)。

おくればせながら・・・
ジョニーです
あんまりの面白さに(失礼)
これは名作すぎる~!!!!

いまから X氏に連絡するとこです

ふじのはなさん>
こんにちは!
「運転は上手くないので」と思っていらっしゃるくらいがちょうど良いのだと思いますよ。
小技が上手いのは便利ですが、本当に「上手」なのはやはり事故を起こさない。もっと言えば、安全運転と周囲に気配りのできる運転をできると言うことだと思います。
ふじのはなさんのことですから、きっと気品高い運転をされていることとは思いますが、事故には充分にお気をつけ下さい!
あ、ところで。スタジオパークはいかがでしたか…?

にゃん太郎さん、おはようございます(^O^)。

怖い思いをしましたねー(>_<)!
読んでるワタシも ドキドキしました!
乗用車と違っておっきいですもの…。

私は運転歴は長いですが運転は上手くないので、車庫入れなど苦手ですf^_^;。
新しい車にバックモニターをつければ良かったかなぁ〜と後になって思いました(笑)。
(友達はバックモニターがあるととっても楽だと言っていたので…)


怖いお兄さんたちとトラブルにならなくて本当に良かったです!!!


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