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2010年5月 4日 (火)

御柱祭に行ってきた

どうも。
本日6時半に帰宅した男・にゃん太郎です。

18時半ではありません、6時半です(笑)。

さて。
では今日は、見に行ってきました「御柱祭」のご報告を。

今回の御柱祭参戦メンバーは伯父(父の兄80歳)、伯母(父の姉73歳)、
父(71歳)、母(69歳)、そしてワタシ(40歳)。

以前も少し書きましたが、御柱という祭りはとにかく歩き回って見る祭り。
それなのに上記のような高齢メンバー。

こりゃあオレ、ある意味で老人ホームの引率だな…。

などと思いつつ出発したのですが、結果的にとんでもない誤解でした。
いや~、みんな歩く歩く。
ワタクシ、タジタジでございました。

ま、その話は置いておきまして。

我々のこの日の予定は二つ。

① 前宮の「建て御柱」を見る

② 本宮の曳行を見る

とりあえず、祭りの時期は朝から晩まで御柱中継をしているという地元の
ケーブルテレビで祭りの進捗状況を逐一チェック。

本日の総大将である御柱の大ベテランの伯父から「出発」の号令がかかったのは
10時でした。

今回留守番となった伯母と、この日帰らねばならなかった従兄弟に車で途中まで
送ってもらい、一ヶ月ほど前に御柱が渡った「宮川」沿いに出て、前宮に向かって
土手を歩きました。

天気は絶好、空気は透明、そして目の前には

Img_4500  

 

 
南アルプス!

 

 

  
 
オジサン、この景色だけでもう満腹。
来た甲斐があったというものです(笑)。

で、10分と歩かないうちに前宮に着きまして。
それから建て御柱がよく見えそうな場所を探したわけですが、この日ばかりは
私有地もヘッタクリもあったものではなく、境内の外の高台や林の中など、
至る所に人、人、人。

ワタシのようないわゆる「感観光客」では絶対に近寄れないような場所こそが
絶好のポイントだったりするのです。

お陰様でワタシには伯父(昔の御柱祭の時に地区を軽く仕切っていたらしい)という
超強力な案内人がいましたので、道無き道を通って、よく見え、腰が下ろせ、
木陰になっているという「良好」な場所を確保。

そう。
あえて「絶好」と言わない理由は、他人様の墓石のまん前だったから。
とりあえず皆でお墓に合掌し、飲料として持参していた水をお墓の水皿へと
お供えしました。

そこからの景観が

Img_4501  

 
こちら。

 

視界を遮るもの無し。 

 

 
 
左側の櫓の脇に柱が建ちます。

が、しかし。
待てど暮せど建て御柱が始まらないどころか、その気配さえも無いまま
一時間近くが経過。(大方の時間スケジュールはありますが、あってないようなもの)

へぇ、これじゃあ本宮曳行の一番良いところが終わっちまう

ちなみに伯父がいう「一番良いところ」とは「本宮一之御柱(通称・本一)」という
もっとも大きい御柱が、鳥居をくぐる場面だとのこと。

そんなわけで、我々は収穫の無いまま本宮へ移動することとなりました。

御柱祭に来たのに、この日まだ御柱を目にしていないワタシ。

いまひとつ気分が高揚しない中、歩きながら後ろを振り返ると

Img_4504  

 

 
青い空に、八ヶ岳!

 

 

 
 
手にしていた缶チューハイも手伝って、再度お腹一杯に(笑)。

その後ようやく

Img_4506  

 

 
第一御柱、発見!

 

 

  
 
と、書くとわかりずらいですね。
写真、本宮四之御柱です。

ね?
下社と違って、角が付いてますでしょ(笑)?

Img_4507  

 
前にこう、二本の綱がありまして。

基本的にこの綱を引っ張って

御柱を移動させます。

 

 
 
あ?
まったく気付かなかったけど、父が写ってました…(笑)。

で、まあ。
ココから先は、通勤時間帯の山手線のように人だらけ。

正攻法で本宮境内へ入ろうとすると入場規制がかかっていて入れない恐れも
あったので、「総大将殿」の判断で境内横にある、小さな入り口から入りました。

そして、伯父が「絶景ポイント」と言い切った場所に到着。

Img_4510  

 
見た目、こんな感じです。

写真中央の杉の影に鳥居があるのが

お分かりになりますか?

御柱がココをくぐり、境内に入ってからは

真ん中二本の杉の間を抜けてくるのだそう。

 

 

 
故に、御柱が自分に向かって迫ってくるように見えるのだとか。

とりあえずこの場に陣取ったワタシ達。
腰を下ろしておにぎりを頬張ったりしまして、30分ほど経ったでしょうか?

杉木立のずっと向こうから、甲高く澄んだ、恐ろしく美しい木遣りが聞こえてきました。

この瞬間、血が沸き立ち、軽い目眩を覚えるような感覚に。

そして全身に鳥肌。

聞こえてくるラッパ隊の音色、氏子衆の掛け声。

やがて鳥居の下に元綱を引く氏子衆の姿が。

そしてついに

Img_4511  

 

 
本宮一之御柱、現る!!

 

 

 
 
この位置で一旦止まりまして、氏子衆では綿密な打ち合わせが行われます。

というのも、メドデコ(角)の幅が鳥居の幅より広いため、真っ直ぐ引っ張ると
メドデコが鳥居の柱にぶつかってしまって境内に入らないのです。

ですから、御柱本体を鳥居に対して垂直ではなく斜めにし、片方ずつメドデコを
通さねばならないのです。

17mの大木を数センチ単位で動かさなければならない御柱の角度調整は
大変な作業なわけですが、ここが氏子衆の腕の見せどころ。
観衆も固唾を呑んで見守ります。

そしてついに

Img_4512  

 

 

前のメドデコが鳥居を通過!

 

 

 

 

 
 
境内は氏子衆の威勢の良い掛け声と、観衆の拍手と歓声に包まれました。

ここまで来ればあとは境内に引き入れるだけ。

後ろのメドデコが見えてからは、以下の写真でどうぞ。

Img_4513  

 

 

 

 

 

 

Img_4514  

 

 

 

 

 

 

Img_4515  

 

 

 

 

 

 

Img_4516  

 

 

 

 

 

 
いや~、あの興奮をお伝えできないのがもどかしいです。

こういう祭りは、やはりビデオですね。

ラッパの音色、掛け声、歓声。

音声をお伝えできないのは致命的です。

それでも伯父が絶景ポイントに案内してくれたおかげで、少ーーーしだけでも
感じていただけましたでしょうか?

で。
この後は、御柱を立てるために掘られている穴がある場所ま曳行されるのですが。

へぇ、そこまで見ていると前宮の建て御柱に間に合わなくなるでねぇ

という伯父の判断で、我々は前宮へと再移動。

人ごみを掻き分けて前宮に到着すると、ニ之御柱が「建て」の真っ最中。

Img_4517  

 
すでに佳境に差し掛かっており、

45℃は軽く超えてしまっていました。

だいたいそれくらいまでは

氏子衆は御柱に座っているのですが

この角度になるとご覧の通り。

 

 
 
ほとんどセミ状態(笑)。

Img_4521 

 

 

これでほぼ垂直。

 

 

 

 

 
 

Img_4519_3  

 

 
一番上にフサフサを取り付けて
(名前は忘れました)

 
ハイ終了。

 

 

  
 
正確に言うとこの後に「○○之御柱」「ありがとうございました」などの垂れ幕を
垂らすのですが、この時点ですでに15時半。

とにかく歩きに歩きましたので、80歳の伯父がそろそろ限界ではないかと
退却することにしました。

へぇ、まだ大丈夫だでなぁ。

と言ってはいたものの、前宮から伯父宅までは普通に歩いて15分程度。
それを考えると、やはりこのあたりが潮時かと。

そんなわけで、みんなで帰路についたのですが。

祭りの喧騒と人混みから離れるにつれ、ワタシ自身ドッと疲れが。

それは皆同じだったようで、フラフラを越え、ヨロヨロしながら帰りました。

Img_4523  

 

 
しかし、目の前には八ヶ岳。 

 

 

 
 
この景色だけが、帰りの救いでした(笑)。

ようやくなんとか伯父宅に辿り着いたのが、16時半前。

こうしてワタシの御柱祭は終了し、その後飲み会が始まったのですが
それはまた別の機会に書くことにして。

以下、今回の御柱祭について歯に衣着せぬ感想を。

とにかく、「人が多かった」の一言に尽きますね。
あとから聞いた話だと、今回の御柱祭は今までになく観光用のアピールを
したのだそうです。

それだけに、地元の人が「異常だ」と言うほどの人出になったのでしょうが、
祭りそのものに混乱はなく、実に「整然と」執り行われていました。

しかし、これは裏を返せば「地元の人にとってはつまらない」ということ。

喧嘩が無い、ケガ人もほぼ出ないという今回のような御柱祭は、ワタシの感覚ですら
「御柱祭では無い」と感じます。

ただ、「御柱祭らしくない」理由の一つには曳行経路の環境変化も有ることは事実。

道路整備が進み、とにかく道路幅が広がりました。

昔はメドデコが軒先すれすれをかすめたりするのは当たり前で、
いかにぶつけずに曳行するかが氏子衆たちのこだわりでもありました。

また時にはメドデコが店の看板を壊し、民家の軒先も持っていったりしたものです。

それを「ありがたい」と言う沿道のお宅もあれば、「この下手くそ!」と氏子衆を
怒鳴りつけるお宅もあったりで、その場で喧嘩が勃発することは当たり前。

氏子がメドデコから民家の屋根に飛び移って音頭をとったりすることもありましたが、
今ではそんな状況になる場所もありませんし、あったとしてもそんなことをすれば
大問題になるのかもしれません。

チョット大げさかもしれませんが。
今回はたった一日しか参加できませんでしたが、そんな短い時間の中で

この祭りは、いま大きな分岐点に立っている。

と思わざるを得ませんでした。

このまま観光路線を行って、祭り本来の荒々しさを無くしていくのか?

原点に立ち戻って、地元ための祭りにするのか?

それを強く感じたのは、先に写真で案内した「本一の境内曳行」の際でした。

御柱の前には何十メートルもの引き綱が付いています。
直進なら真っ直ぐに綱を引けば言い訳ですが、境内をカーブさせながら御柱を
引くにはその綱を様々な方向に引っ張らねばならず、かなり広い空間が無いと
それができません。

今回は観光アピールをしたためか、かなりの数の警官が出たり青年団が
出たりしていました。

その方達が空間確保のために「もっと下がって下さい」と観衆に指示を出すのですが、
残念ながら、前にいた観衆たちはまったくもって動こうとしませんでした。

それどころか何か文句を言った人もいたようで、逆に青年団の方が謝っている
場面もありました。

そんな状況ですから綱を思う方向に引くことできず、とうぜんながら曳行がスムーズに
出来ないという場面がありました。

昔なら地元の人ばかりでしたからそんな指示を出す必要はなかったでしょうし、
そもそも万が一にも引き綱に巻き込まれるようなことがあれば本人は笑い者、
大ケガをしたところで問題になることも無かったでしょう。

ま、これはほんの一例のお話なわけですが。

昨夜、従姉妹とも話したのですがね。

基本、祭りの主役は30代~40代。
今回の主役達は昔の荒々しさをギリギリで知っている世代でしょうが、
次回の主役達はもはや「温くなった御柱」しか知らない世代でしょう。

もし祭りを原点に近づけようとするのであれば、それを知っているワタシの両親世代が
元気なうちに次の世代に引き継がねば手遅れになると思います。

今回の反省会では、ぜひこの点について真剣に考えて欲しいです。

とまあ、全くの部外者のワタシがここで吠えていてもはじまりませんが(笑)。

最後になりますが。

今回の一般観光者の方たち、マナーの悪さは目に付かなかったのですがね。

やはり、祭りのような地域行事の観光に行った時には、地元のルール、
地元の人たちの指示に従わなければダメだと思うのですよね。
もちろん、「ルール」そのものがわからないこともあるとは思いますけれども。

なんというか、地元の人とかその土地とかに敬意を持って参加して欲しいと
強く感じましたし、少なくとも自分にこういう機会が巡ってきた時にはそうありたいと
思いました。

おしまい。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

Img_4505  

 

 
地元の方ですか~?

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コメント

たっちさん>
おはようございます!
観光化されることに反対なわけではないのです。
基本的に祭りの形式が伝承されていかねばならないことが大前提なわけですが、カッコ良く言えば祭りの本質や目に見えない部分、オチャラケて言えば祭りの番外編の部分のようなものも大切にしてもらいたいのです。今回は馴染み深い祭りに参加したからこそそう強く感じたわけですが、観光化してしまった大きな祭りは、多かれ少なかれどれも同じような問題を抱えているのではないかと考えさせられました。
ワタシの記事でたっちさんがワクワクして下さったこと、素直に嬉しく思います。宜しければ、次回はぜひ生でそれを感じてみて下さい!

ジョニーさん>
おはようございます!
どちらかと言うと天気は良すぎたようで、暑いのなんの。ついでに日焼けもバッチリです。帽子がなかったら大変なことになってましたね。
もちろん雨でもやりますよ。4月に行われる山出しでは雪が降ることもあり、濡れた氏子の体から立ち上る湯気が祭りを演出することもあるのです。景色の点でも山出しの方が良く、青い空を背にした雪の八ヶ岳を、さらに御柱が背負っている姿は感動ものです!
あぁ、次回は山出しを見に行きたくなってきました…。
話は違いますが、足、お大事になさって下さい!

y21さん>
おはようございます!
そちらの景色とは全く違うでしょうね(笑)。
何度となく訪れている場所なのですが、こんなに素晴らしい景色だったことに初めて気付きました。オッサンになって、昔は見えなかったモノが見えるようになったのかもしれません。そんなことを感じ、感性豊かに歳を重ねたいと思いました。
あら?ちょっとカッコつけすぎですか(笑)?

これはビデオで見るより臨場感がありますねhappy01
景色もすごい綺麗でちょっと嫉妬心すら芽生えます。

伝統あるお祭りが良い形でのこってくれるといいですね。

まさにリアル報道っですね

御柱祭を見たような気持ちになります
ありがとうございますだ

風景も最高なんですね
天気がよくて本当によかった
雨でもやったりするんでしょーか
これからは、たくさんの人に見て貰って
日本の祭を世界に遺したいですね

う~ん。
伝統にしがみつくと忘れられ、かと言って時代に合わせると変節してしまう事もあり・・・。
難しい問題ですね。

でも、この写真でも迫力満点でワクワクするのは、私が部外者だからでしょうか?

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