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« 白地に赤く | トップページ | 被災地へ ~持ち物編~ »

2012年4月15日 (日)

被災地へ ~感想編~

どうも。
久々の登場でお肌カサカサの男・にゃん太郎です。

さて。

昨日は被災地復興支援・日帰りボランティアバスツアーに参加してきました。

ひょっとしたらこれからこういうツアーに参加する方々が読まれるかもしれないことを思うと、
このツアーのことを記事にするには、申し込みに至る経緯から事前準備、当日の流れ等を
なるべく詳しく書くことが必要だと考えますが、それらとボランティア活動で感じたことを
一記事にまとめて書くことは困難だと判断し、いくつかの記事に分けて書くことをご理解
いただければと思います。

初回の今日は被災地をこの目で見、作業をしながら感じたことを書きたいと思います。

と言いながら初めにお断りしておきますが、今回はまとまりのある記事にする自信がありません。

というのも、昨日の体験や感想は私の頭脳や感性の処理能力を超えており、
自分の中でまだ整理がついていなのです。

ただやはり、まとまりが無い内容になったとしても熱いモノが残っているうちに
まずは一記事書いたほうが良いかと思い、今日PCに向かっているしだいです。

そのあたり、なにとぞご了承を。

さて。
そんなワタシが昨日作業した場所は仙台市若林区荒浜地区。

この地域は「生死を分けた」という津波を堰き止めた仙台東部道路の東側(海側)にあり、
現地ボランティア団体のReRootsさんのお話によれば、仙台市内でも最も津波被害が
大きかった地域だそうです。

東部道路を背にして立って振り返ると仙台市中心部のビル群が見えるのですが、
津波被害を蒙った正面を見ると…

Img_0006_2  

 

 

180度、こんな景色。

 

 

 


なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんもないです。

いや。
正確に言えば、あります。

かろうじて踏ん張った

Img_0004  

 

 
 

 

ガソリンスタンドや

 

 

 

 

Img_0005 

 

(日常的にスタンドに出入りする

        ワタシには衝撃的だった) 

 

 

 

民家や店舗。

そして彼方には、全員が屋上に避難してなんとか命を取り留めたという荒浜小学校も。

しかし、もはやあの広大な荒地の中にはこれらの建物があっても「点」でしかなく、
逆に「無い」ことを実感させる存在になるという不思議な感じでもありました。

そして「無い」状態になっているということは、この一年で自衛隊の方々や地元の皆さん、
ボランティアの人々などが無数の瓦礫を撤去してきたのだということも言えるわけで、
それを実感させられた光景も。 

Img_0012  

 

 

 

 

 

 

 

Img_0014  

 

 

 

 

 

 

 

Img_0016  

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

すべて防風林の残骸。

そしてその向こうにあるわずかな松は、生き残った防風林。

昨日ワタシが作業した場所は、この防風林と道路一本隔てていた(と思われる)畑で、
その内容は畑の石ころや瓦礫の破片拾い。

そして時間があったので土の掘り起こしもしました。

これが車窓越しにとった

Img_0009  

 

 
 

 

「畑」の一部ですが…。

 

 

 

ご覧のように石ころだらけ。

そして「土」ではなく海から運ばれてきた「砂」。

作業した畑はここから数百メートル離れた場所でしたが、状態はほぼ同じで

ここの畑の農家の方は、この春にはジャガイモの苗を植えたいとおっしゃっているので
皆さんよろしくお願いします。

とボランティアリーダーの方に言われた時には、正直なところ耳を疑いました。

と同時に、農家の方の思いや現状の厳しさ、そして自分の任務の重さに愕然とすると共に、
その重要性も感じました。

で。
ワタシ(同行したツアーの皆さん)が作業したのは正味3時間くらいでしたが、
この3時間はあっと言う間でした。

初めは皆さん中腰で作業していましたが、すぐにヒザを付き、尻を付き、正座をし。

仲間と来た人も一人で来た人も、ただ黙々と石を拾い続ける。

ムダ口をきく人もなく無言で地べたを這いつくばる集団は、はたから見れば異様な
集団であるかもしれませんが、現場に漂う使命感は大変なものでした。

いや。
「使命感」というよりも、ある意味で「無我」だったのかもしれません。

実際のところ、ワタシは現場に到着するまで

俺に何ができるのかな…。

と思っていたのですが。

あの光景の中で作業をしている間は、いま思えば何も考えていませんでした。

潜在的には「やらなきゃ」とか「なんとかしなきゃ」とかそういうものがあったのかも
しれませんが、とにかくその間、頭の中は空っぽ。

おそらくはあそこにいたほとんどの「仲間達」はワタシと同じ状況だったと思います。

で。
決められた範囲内をなんとか「形」にした後に、先ほどの写真のガソリンスタンド前に
バスを停めて(どうやらソコはセブンイレブンだったようだが跡形なし)、荒浜小学校前を
5分ほど徒歩で移動し、海辺に建立された慰霊塔にお参りに行きました。

案内してくれた現地ボランティアの方に聞いたのですが

皆さんに歩いて移動してもらったのは、慰霊塔へ行くまでにその光景をキチンと
目に留めてほしかったから

とのこと。

その思いは実に有効で、建物の土台にヒッソリと手向けられている新鮮な花や、
住民の皆さんが荒浜地区への思いを綴った立て看板や、

2012041414330000  

 

 
 


そこここに立つ黄色いハンカチに 

 

 

 


胸が締め付けられました。

そして「数百の遺体が打ち上げられた」という浜に立って海を見つめてきましたが。

海は海以下でもなければ海以上ではなく、海はただ海であるだけで、海でなかった
日のことを想像することは到底できませんでした。

海岸線から2km以内は居住禁止区域になっている。

市内中心部へのアクセスが良く、海の幸に恵まれ、景色も良い荒浜。

そこに住んでいた人達はこれからどう生き、どう海と付き合っていくのか?

よそ者のワタシには想像もつかない苦悩があることは想像に難くありません。

今回ワタシは、言ってみれば「地味な作業」をしてきました。

その作業を経験して、いま思うことを徒然なるままに述べさせて頂きますと。

基本、被災地の多くは「復興」というものには程遠いところにあるのではないかと。

いや、ホント。
ピンポイントで被災地を体験してきただけで言うのはなんですが。

多くの被災地は、こんな感じなのではないかと思ってしまいます。

というのも、今回の荒浜地区は仙台市。

仙台市の中心部では、いわゆる復興バブルが起きているようですが

それは全然別の場所のお話に思えます

と現地ボランティアの方が言っていました。

政令指定都市にある場所で最も被害が大きかった地域があのような状態にあるのですから、
他の被災地も推して知るべしでしょう。

だとすれば、国の復興対策は、漠然とですが間違っていると思います。

東日本大震災で甚大な被害を受けているのは沿岸部であり、都市部で起きた
阪神大震災とは職を失った人達の「仕事」の内容は違っているわけで、
となれば国としての復興対策もまったく違った内容にする必要があるのではないかと
思います。

その辺り、国はちゃんとわかっているのでしょうか?

感覚的なもので、ものすごーーーーくザックリ言う。

今回の被災者の方達が生きるために必要な仕事を作るには「お金」はもちろんですが
今の段階では(本当はもっと早い段階で)「人手」が必要なのではないかと。

いえね。
なにも国が「石ころ拾い」をやれと言っているのではないのですよ。

ただもう少し色々なことを把握して

時間のある人、ボランティアで現地に行って下さーい!

くらいのことを言っても良いのではないかと。

少なくとも消費税とか、郵政とか、新党とか…。

そんなことを言う前に、もっと大事なことがあるようにワタシには思えます。

そんなわけで、ですね。

やはりまとまりなく、何を言いたいのかよくわからない記事になった気がしますが。

今回ご縁があって、訪れた荒浜地区。

これからの復興を心から願うと共に、被災地への可能な限りの支援を続けたく思います。

そして可能なら、また彼の地で何らかの作業ができればと思うのであります。

残念なことに、被災地を救うのは「国」ではなく「日本人」であるようです。

どうか一人でも多くの方が「日本人」でありますように…。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

<お詫びとお知らせ>

記事をアップした際には現在掲載している写真以外も載せていましたが、
今回は地域がかなり限定された記事となっていることを鑑みると個人所有と思われる
建物の写真をを掲載するのは不適切ではないかと考え、該当する写真は削除いたしました。

先に掲載していた写真で不愉快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、
この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。

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コメント

y23さん>
こんばんは!
尊敬とか、とんでもないです…。

ボランティア大変お疲れ様でした。
にゃん氏がボランティアで作業したことに大きな意味があるのはもちろんですけど、ここで記事にして知らせていただいていることにも大きな意味があると思うと同時ににゃん氏に感謝と尊敬の念を持ちました。

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