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2014年2月18日 (火)

最初の大雪の日

どうも。
「木曜は大雪になることはなさそう」の予報に一安心の男・にゃん太郎です。

ご存知のように関東甲信地方及び南東北の太平洋側はここ最近大雪になっております。

今なお孤立している皆さんや立ち往生している皆さん、お見舞い申し上げます。

さて。
かく言うワタシも「最初の大雪」となった8日、帰宅難民となりました。

今日はその時のことを思い出しながら、記録としてこの記事を書きたいと思います。

2014年2月8日。

ワタシは地球ゴージャスの「クザリアーナの翼」という舞台のチケットを取ってありました。

場所は赤坂ACTシアター、開演は13時。

たしか6時ころに起床したのですが、外はかなりの降雪。
しかし車が少し白くなるくらいで、積雪は0cmでした。

ワタシは翌日3時から仕事の予定だったので、帰宅できない状況に陥ることは避けねばなりませんでした。
よって観劇中止の判断が必要になることもあると考え、その後も外の状況を見守っていました。

出かける直前、近所の住宅の屋根はやや白くなっていたものの地面の色は変わって
いなかったため「大丈夫」と判断。
いざ赤坂へ向かいました。

しかしながら、結果的にこの判断が甘かった。

四街道と赤坂という場所の違いなのかそれとも時間の経過の故なのかわかりませんが、
赤坂駅から地上に出た時にはすでに道路が白くなり始めており、会場への緩い上り坂は
ソロソロと歩かないといけない状態。

そして終演後に外に出ると、ソロソロだった坂にはしっかりと雪が積もり、通りへ下りる坂道は
長靴でないと歩けないであろう程になっており、車道にもしっかりと積雪が。

翌日の仕事の内容を確認するために会社に電話すると

はい、青森営業所。

と、今となれば笑えない冗談を先輩が言いながら出る始末。

東京駅からの総武線のダイヤは大幅に乱れているであろうことを覚悟しながらホームへ
下りると「お待たせしました、この電車はあと5分で出発します。」とのアナウンス。

タイミングが良かったことはもちろん、しかもその電車はワタシの最寄り駅・四街道へ
直通で行く成田空港行きという幸運。

ノロノロ運転でもなんとか家に着けそうだ。

と安堵していると、ノロノロどころか通常通りビュンビュン電車は走りまして。

おお、こりゃあ18時前には駅に着くな。

と、大船に乗ったつもりでいました。

が。
船橋駅に停車すると、電車がなかなか出発してくれません。

開けっ放しのドアから車内に雪が吹き込む中で待っていると

千葉駅でポイント故障、お急ぎの方は各駅停車にお乗り換えを。

の車内アナウンスが。

先に書いたように「直通」に乗っていたため各駅に乗り換えるか迷ったのですが、
吹き込む雪の強さ、真っ白な外の景色、そして何より乗り換えをわざわざ促すアナウンスという状況から

ここは少しでも前に進むべき。

と考え、乗り換えを決行。

ところが、この行動が致命的なものとなりました。

運良くすぐに来た電車に乗ったまでは良かったのですが

千葉駅でポイント故障が発生。
現在ホームが一つしか使えずこの先の各駅に電車が詰まっている。

(千葉は始発駅のため通常は二つのホームを使い交互に電車が発着しています)

ということで、この電車が幕張駅でストップ。

どれくらいの時間停まっていたのかわかりませんが、その間に先ほどまで乗っていた快速電車が通過。

その後も二本の成田空港行きの快速電車が通過して行きました。
(いま思えば間引き運転で成田空港行きしか運行しなかったのかもしれません…)

ワタシの乗った各駅停車はシャクトリムシのようにオッチラオッチラ一駅ずつ進みまして、
18時頃になんとか千葉駅に到着。

しかし、ですね。
この時すでに、千葉駅から東側へ向かう各線はすべてストップしておりました。

ここからワタシの長い戦いが始まりました。

これから書いていく折々の際の判断が正しかったのか誤りだったのかはわかりませんが、
この先皆さんが同じような状況になった時の一つの参考になれば嬉しく思います。

まず、千葉~四街道は快速電車で二駅・約10分の距離です。

通常時に車で移動するなら30分弱でしょうか?

翌日仕事のため何としても帰宅せねばならなかったワタシは

電車の運転再開を待つか、他の手段を考えるか。

という最初の判断を迫られました。

構内放送は「雪による運転見合わせ」という案内で詳細は不明でしたが、
外の景色やまだまだこれからが雪の本番という天気予報からして電車以外で帰宅する
方法を模索。

選択肢としては

① 千葉駅からタクシーで帰宅

② 千葉都市モノレールでとりあえず都賀駅(四街道の隣の駅)まで移動

という二つがありました。

というわけで、ワタシはまずはタクシー乗り場に向かいました。

ところが案の定の長蛇の列で、待機車両は無し。

対するモノレールは通常通りの運行。

いつの頃からか「行かれる時に行かれる場所まで行く」という姿勢が身に付いている
ワタシは、迷うことなくモノレールに乗りました。

眼下に広がる銀世界を見るともなく見ながら

都賀は千葉よりも圧倒的に乗降客が少ないわけだから、意外にタクシーもいるんじゃ…。

などと考えたのですが。

ええ。
確かにタクシー待ちの客は千葉とは比較にならないほど少なかったです。

ワタシ、まえから五人目くらいだったでしょうか?

しかし30分以上待ってもタクシーは一台も来ませんでした。

そうしているうちに、なんとビックリ、四街道駅行きのバスが来ましてね。

これはチャンスとばかりに、ワタシと同じ考えの人達と共に慌ててバス乗り場へ移動したのですが、
このバスが千葉駅発だったものですから、満員御礼。

10人と乗らないうちに運転手さんの判断で(というか物理的に無理で)出発してしまいました。

振り向けば、抜け出したタクシーの列は伸びており、元の順番に戻れるはずもないわけで。

いつ来るかわからないタクシーも、いつ来て乗れるかさえもわからないバスも、長い行列。

とにかく帰らなければならないワタシは、いままで経験が無いほどうろたえました。

時計を見ると、19時。

止むをえん、歩くか。

都賀駅から自宅まで歩いたことはありませんが、距離的には30分くらい歩けば着けるだろう距離。

とは言え。
この時すでに踏み固められていない場所の積雪はくるぶしの倍ほどになっており、
普通の靴を履いていたワタシが歩けばあっと言う間に靴の中がグチャグチャになることは明白でした。

それを覚悟で歩くことに決めたワタシは、駅前のコンビニでニット帽と軍手を買って装備。

踏み固められた場所を探しながら、ロータリーから100m弱の自宅へ続く道路に出ると。

ゴウッという音と共に、横から下から雪に襲われました。

なんとか傘をさすことはできるのですが、そんなものは全く役に立たないスキー場でも
経験したことが無い強烈な吹雪。

こ、これはイカン。

冗談ではなく、遭難死の可能性が頭をよぎり再び駅に戻りました。

駅では相変わらず、タクシーもバスも長い列。

しかも、来る気配はまるで無し。

それでも一応タクシーの列に並び直し、いったいどうすれば良いのか頭を悩ませていました。

そうこうしているうちに19時半を回り、かれこれ外でウロウロと一時間半。

傘をさしてはいたものの、折からの寒さと大変な強風に体温を奪われ始め、体がガクガクと震え始めました。

相変わらず一台のタクシーもバスも来る様子が無い中…。

20時前、今まで経験が無いほどの体の震えになり

順番とか帰らなきゃとか言う前に、このままではここで倒れてしまう。

と命の危険を感じ、風があたらない駅の改札口付近へフラフラと移動しました。

それでも震えは一向に止まりません。

JRのホームには、ワタシがモノレールから降りた時から停まっている成東行きの電車。

朦朧とし始めた意識の中で

あの電車、そもそもなんで電車動けないんだろう

と思い、近くにいた駅員さんに訊いてみました。

雪の重みで沿線の竹などが線路に倒れてきていまして…。

それの撤去が終われば動くんですか?

その予定です。

駅員さんの予想レベルで結構なんですが、今日中に動きますかね?

それはもう、大丈夫でしょう。

正直なところ駅員さんの答えは怪しいと思いましたが

今はとにかく、あの中で暖を取ろう。

と思いながら電車に移動。

6両編成の電車は各車両2・3人立っている人がいる程度の感じでした。

ワタシもしばらく立っていたのですが、もう本当に体力の限界だったので、詰めてもらえば
座れる場所を見つけて場所を作って頂きました。

ため息をつくことさえ面倒なほど疲れていたワタシ。

もう1mmも動きたくない。

この電車にすべてを託そう。

そう決めて、頑張ってiPodのイヤホンを。

しばらくして体が温まりだした頃、ハッと気づきました。

あ、今の状況を会社の人に連絡しなきゃ。

そう、明日は仕事。

ふだんならもう車庫に人はいない時間ですが、この日は電話が繋がりました。

たぶん3時は無理だと思いますが、行かれる状況になったらとにかく行きます。

とだけ「青森営業所の先輩」に伝えたワタシは、すっかり安心したのかいつの間にか
眠りについたようで、膝が寒くて目が覚めた時には聴いていたはずのレミゼが終わっていました。

時計を見ると、22時20分。

寒さをしのぐためか、いつの間にか電車のドアは一つだけ開いている状態になっていました。

動きなし、か。

と思っていると、22時半。

中央指令室に問い合わせたところ、このあと一時間以上は動けないとのことでした。

食事等の用事を済ませる方はお出かけになって下さい。

なお皆様の移動が終りましたら最後尾車両の一番後ろのドアのみを手動で開閉できる
状態にし、その他のドアは閉めさせていただきます。

席にお戻りの際は最後部のドアをご利用ください。

と車内アナウンスが。

アナウンスの後ろでは怒号とも取れる無線がやり取りされており、この無線を聞いたとき
この電車は朝まで動かないであろうと覚悟しました。

ワタシは空腹感はありませんでしたが、とりあえずトイレに行きました。

すると震えが復活。

あわゆくば買い物と思っていましたが、すぐに車内に戻り今後の作戦を考えました。

用を済ませた人たちがバラバラと帰って来始めた11時過ぎ

とりあえずタクシー会社に電話してみるか。

と思い、決死の覚悟で駅前の電話ボックスへ。

期待はせず何軒も電話しましたが、お話し中の場所、出ない場所、留守電の場所、
鼻であしらわれる場所と様々でした。

せっかくだったので先ほどのコンビニへ向かい、水とパンを入手。

タクシー乗り場を見ると車待ちはわずか二人でしたので、ひょっとしたら待てば
乗れるんじゃないか?と思い尋ねてみました。

何時間くらい待ってるんですか?

かれこれ二時間半経ちますが、一台も来ません。

「やっぱりね」と思いながら電車に戻りパンを頬張ると、そのまままたウトウト。

次に目が覚めたのは、長時間の着席による臀部の痛みからでした。

時計は0時半。

時が経つのが遅く感じられました。

この時もう三時出勤は無理と腹をくくり、所長に電話。

「今夜は先の先輩が車庫に泊まるので仕事に支障はない」とのことでした。

これで心置きなく寝られるかと思ったのですが、臀部の痛みがどんどんと増しモゾモゾ
動いてはウトウトし、ウトウトしてはモゾモゾしを繰り返すつらい時間が続きました。

ただひたすら苦痛に耐え続ける時間を過ごすと、人の体とは不思議なもの。

臀部の痛みは続いているものの、普段動き出す3時を過ぎた頃から眠気が無くなり
体の細胞が明らかに覚醒してきている感じがしました。

さて、この後どうする?

外の様子は暗くてわかりませんが、どう考えても夜明けとともに電車が動くとは思えません。

動くとすれば電車よりもやはりバスかタクシーか?

と言っても、いつくるかわからないタクシーも外で待つのも…。

などと色々考えた末

とりあえずバスの始発の時間を確認しよう。

となったのが、三時半。

四街道行の始発は、たしか6時40分くらいでした。

が、このバスが果たして動くのかが定かではありません。

後でバス会社に電話だな。

この時、雪が上がったタクシー乗り場に人が一人。

どれくらい待ってるんですか?

三時間…。

もはや修行ですね。

再び車内に戻って、じっと待つワタシ。

すると5時半、電池の残りが少ない携帯電話に着信が。

にゃん太郎さん、今日やっぱり仕事あるんですよね?

明けた本日・日曜日に乗務の同僚からでした。

会社に電話しても出なかったということでワタシに直接かけてきたそうなのですが、
当のワタシがこの状態ですからね。

事情を説明して、電話を切りました。

ついでなので、公衆電話からバス会社に電話してみると。

本日は全路線運休です。

と。

そりゃあそうです。

同じプロドライバーとして、この路面の状態ではお客さんの安全を保障できませんもん。

そして6時前、車内アナウンスが。

ただいま入った情報によりますと5時45分から千葉・佐倉間の除雪作業を始めたそうです。

さっきから?
除雪作業?
倒木の撤去作業じゃなくて?

と色々と疑問に思いましたが、作業内容や開始時間はどうでも良かったです。

何の作業にしてもこの時間から作業を始めたのでは、電車が動くのは当分先の話。

このアナウンスで、徒歩で帰宅を決意しました。

しかしまだ外は薄暗いので、すっかり明るくなるまで車内待機を決め込みまして。

人様が動き出した7時半、ワタシはついに歩き始めました。

都賀駅到着から、13時間半。

街は雪国のような景色。

不思議なことに、気分爽快。

そして10分ほど歩いた時に目にした景色が、先のブログに掲載したこれ。

Securedownload

 

 

 

 

 

 

 

踏切から線路を見たものですが、レールはまったく見えません。

これじゃあ13時間動けませんし、「除雪作業」にもなりますわね。

心配していた路面は案外固まっていまして、思いの外すいすい歩けました。

と言っても、やはりなれない歩き方で力が入りますからね。

途中三回ほど左のふくらはぎが攣りそうになりました。

そして歩くこと40分。

なんとか家に辿り着き、ザっとシャーワーを浴びて会社に向かうのですが、
まずは駐車場の雪かきから。

さらに普段なら10分のところ信じられない時間がかかるのですが…。

それはまた、時間があったら書くことにします。

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コメント

y25さん>
おはようございます!
所長とも話していたのですが、これからはこういう天気が珍しいことではなくなるのかもしれませんね…。
我々が心構えを変えなければならないことはもちろん、インフラなどに対するそれなりの設備対策なども必要なのではないかと思います。

ちなみに最長拘束となった仲間は4時出勤の40時40分帰庫でした(--;)

本当に大変でしたね。
地球温暖化の成れの果てという感じでしょうか?
私は積雪状況を見るだけで体のあちこちが痛くなるほどでしたし、このブログを読んでいるだけで鼻水が出てきますwobbly

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