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2019年3月 7日 (木)

裁判員に選ばれるまで~裁判員裁判-1

去る2019年2月から3月にかけての延べ10日間、裁判員として活動しました。

裁判員に選ばれてから裁判が終わるまでの流れや、裁判員を経験して感じたこと、また裁判官の方から
聞いた小ネタなどを数回に分けて自分用の記録として書き留めておくことにします。

ワタシ自身がそうであったように、自分が突然裁判員になることが決まり不安を感じている方、
また「裁判員とはどんな感じなんだろう」と思われている方などがこの記事にたどり着くことが
あるようでしたら、それはまた光栄なことだと感じます。

ただし。

ワタシの記憶違いなどにより細かな部分で若干の誤りなどがある可能性がありますので、
あくまでも参考程度にしていただくよう、お願いいたします。

なお裁判員裁判は一つのチームとして活動を行い、裁判官3名・裁判員6名(必要に応じじて補充裁判員数名)で構成されています。

では。

初回の今日は、裁判員に選ばれるまでの流れをワタシの体験と照らし合わせながらご案内しようかと思います。

難しい言葉を使うと分かりづらい場合もあるので、あえて普通の感じで書きます。

①最高裁判所から
  
「あなたの名前が○○年の裁判員候補者名簿に載りました」
  との郵便が届く

  この時点では、まだ裁判員に選ばれたわけではありません。
  選ばれる可能性があるだけです。
  逆に言えばこの通知が届かなければ裁判員に選ばれることはありません。
  この郵便の中には「法的に裁判員になることができない仕事に就いてないか」などを問う
  簡単なアンケートが入っていますが、該当する項目が無ければ返信は不要です。
  ちなみに今回お世話になった裁判長のお話では、この通知が届く確立は有権者の約1/450とのこと。
  大きな企業なら毎年数人の人にこの通知が届くことになりますね。
  今年は裁判員制度が始まって10年とのことなので、単純計算だと制度開始からの確率は1/45。
  つまりこれまでに有権者の45人に1人の人がこの通知を受け取っているはずですが、
  少なくともワタシの周りではそんな話を聞いたことがありません。
  裁判長曰く「おそらく通知を受け取った皆さんが『守秘義務』の範囲を誤って理解していて
  知人に話さないだけではないか」と。
  裁判員候補となっていることや裁判員になったことを身の周りの人に話すことは
  まったく問題はありません。
  これについては 「裁判員「当選」ごの出来事」⑥裁判員としての心構えを説かれる 」で
    もう一度ご説明を。

  
さて。
  「最高裁判所」と大きく書かれたこの封筒がワタシに届いたのは、昨年2018年の11月末。
  開封したところ「2019年の裁判員名簿に載りました」と案内されていたので、
  ワタシは「名簿に掲載の通知は前年に来る」のだと思っていたのですが、今回ご一緒した方々の半分以上は
  「2017年」の秋冬に「2019年」の名簿に載ったと通知が来たとのことです。
  整理しますと
  ワタシ)通知 2018年秋 → (以下の②で書く)呼び出し2019年2月
  仲 間)通知 2017年秋 → 呼び出し2019年2月
  お互いに「2019年」の名簿に載ったとの案内であったことに違いはないのですが、
  通知の受け取り時期が丸々一年違うわけです。
  で、「どちらかの記憶違いでは」という話にもなったので裁判官の方に話をしてみたところ。
  どうやらワタシ側の面々は、年間の裁判員候補の人数が不足しそうになり追加で名簿に載ったのではないか、と。
  裁判官のお話では、そういうことも有り得るそうです。
  どちらにしても、通知が届く時期は秋冬のようです。
  ちなみに裁判員仲間の通知を見た時の感想は、ほぼ全員「差出人が最高裁判所だったので
  なんだかドキッとした」でした。
  
②地方裁判所(以下「地裁」)から
  
「参加してもらうかもしれない裁判が決まったので地裁に来て下さい」
  との郵便が届く

  この時点でも、まだ裁判員に選ばれたわけではありません。
  が、しかし。
  これが届くと、裁判員に選ばれる可能性がグッと高まります。
  封筒の中にはいくつかの書類が入っていますが、重要なものは二つ。
  まずは日程表。
  これには
  ❶裁判員を決める抽選をするために地裁に行く日時
  と
  ❷実際に裁判員に選ばれた場合に裁判所に通わなければならないすべての
   日付
  が記載されています。
  そしてもう一つは、調査票。
  この調査票は今回の通知を受け取った人が「この裁判員裁判に参加『できない』人か」を問う内容で、
  必ず返送しなければなりません。
  では、どんな人が「参加『できない』人」、もっと言えば「断れる人」かですが。
  国会議員・自衛官等の国が指定している職業の方以外、基本的に断れません!!
  ただし、やむを得ない理由がある方は辞退できます。
  やむを得ない理由についてはいい加減なことは言えなので、最高裁のHPに丸投げします(こちら)。
  ちなみにワタシにこの郵便が届いたのは、今年の1月の末。
  郵便ポストを明けると、郵便局の不在通知が(大切な書類なので手渡しらしい)。
  差出人が「千葉地方裁判所」だったので、制度の流れを知らなかった当時のワタシは
  ありゃ~、裁判員に選ばれちゃったのかな…。
  とイヤな汗をかいたのですが、もう一度言っておくとまだ裁判員に選ばれたわけではありません。

③地裁に行って裁判員に選ばれるかどうか決まる
  上記の②の❶で指定されている日時に、実際に地裁に行きます。
  難しい言葉だと「選任手続き期日」と言うのだそうです。
  受付の際に首から掛ける番号札をもらい、個人情報保護のために以降はこの番号で呼ばれます。
  ワタシが行った地裁での受付後の流れは…
   今日の流れのガイダンスビデオ→裁判員になった際に実際に担当する事件の概要説明
   →辞退希望のアンケート→全体質問→個別質問→抽選

  でした。
  各々を説明しますと
   ・ガイダンスビデオ…今日この後にどんなことをするのかの案内映像
   ・担当事件の概要…自分が実際に参加することになるかもしれない裁判の事件の内容が
                明らかになります。
                具体的には、罪名と被告人の情報です。
   ・辞退希望アンケート…事件の内容を確認し、被告人を知っていたり、何らかの関係者であることにより
                公平な裁判ができないおそれはないか。
                上記②の調査票返信以降に裁判員になれない止むを得ない事情が
                できていないかなどの確認を行うアンケートに記入します。
   ・全体質問…………アンケートの結果、個別に話を聞く必要があると判断された人の番号が
                発表された後に、当該裁判の裁判官3名・検察官・弁護士が登場(たしかこの場面だったと)。
                個別面談のない人たちに対し、全体会場にて裁判長から「事前に通知してある
                裁判の日程のすべてに参加できるか」質問されます。
   ・個別質問…………必要のある人が一人ずつ別室に呼ばれ、そうでない人たちは全体会場にて待機。
                この後の抽選で自分の運命が決まるせいか、会場が妙な空気に包まれました。
   ・抽選………………「裁判員の選任」という、運命の瞬間です。
                この抽選で裁判員が決まり、番号の若い順から発表されます。
                当日の個別質問を踏まえた最終の候補者の中から6名が選ばれますが、
                裁判の内容により裁判員の補欠ともいえる「補充裁判員」が選ばれる
                ことがあります。
                ワタシが担当した裁判では補充裁判員が2名選ばれ、合計8名が「当選」。
                後日確認したところ、当日は27名の候補者が着席していたそうです。
                仮に現場の面接で「免除」となった人がいるとするとかなりの高確率ですよね。
                ちなみに抽選は「コンピューターによるもの」とのこと。
                そして裁判員に選ばれる確率は、全国の有権者1/13,500だそうです。

裁判員に選ばれなければこれで解散(拘束時間は一時間半程度だったと思います)。

しかしながら。

見事(?)裁判員に選ばれると、すなわち今回のワタシのようになると、この日はまだたっぷりと続きが。

このお話は次回更新の「裁判員「当選」後の出来事」をご覧下さい。

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